Zippoの修理完了

レッドクロスのZIPPO



ずっと、もう3〜4年ほど使っていた愛用のZippoがある。
これがだいぶ前に壊れてしまっていた。カチャッと開けて
シュッと擦る丸い部分が回らなくなってた。もどかしいったらありゃしない。


だから、新しいZippoを買ってきて、中身だけ引き抜いて
愛用のと交換して使ったり(たまに変なグラビアアイドルの安物のZIPPOヤフオクで買ったりしたこともあった)、

だましだまし使っていたけれど、
面倒になって外側の部分だけ持ち歩くようになっていた。(いみなし)
いや、そりゃコンビニとか行けばなんかそれらしい部品とか
売ってるんだろうけれど、使い方もわからないし。


そうこうしている時、ある知り合いにその話をしたら、
衝撃的なことを聞かされた。

ZIPPOの製品だったら、ZIPPO社に送りつければ無償で修理してくれるって。

それも普通の電機メーカーの修理部門なんかと違って、
ZIPPOの純正の製品だったらかなり、なんというか、利用者へのサービスの
一環として、一言で言うなら、手厚く修理を請け負ってくれるらしい。
意外と知られていない話ということだった。


急いでその愛用のを確認。底面部にちゃんとZIPPOの刻印がある!!小躍りした。


望みを託し、ZIPPO社に送った。それからだいたい2か月。
やっと届いた。カンペキに修理されていた。保証書も何もなかったのに。
オイルは入っていなかったから買ってきてつけて大満足。


これは俺の大事なこだわりのZIPPO

煙草の銘柄だけじゃなく、ZIPPOにもこだわりたいもの。

部屋を、まとめていくうちに。

今まで住んでいた部屋をまとめて、
自分の足跡をひとつひとつ、黒いビニール袋に、
ひとつ、またひとつ、放り込んでいくたびに、
こんなにも不安で、
こんなにも悲しくて、
なにか、とりかえしがつかないような………………
そんな怖さが、怖い……

たくさんのものがもうだいぶ空けていなかった引き出しから
たくさんの約束や想い出が手紙や写真にかたちをかえて、
そこにしまわれていて………………

ああ――、
こんなにも、俺は、俺は、俺は――


いろんなものを、蔑ろに、してきたのかって思うと………。
そしてその約束とかが、まだ生きてるのか、な。


昔行ったな……、箱根。

とか、この写真……、とか……。

いっぱいの人と関われてきたんだって、思う。


怖いけど、怖くない。たぶん。

関わることってそういうものでしかないのかもしれない。

変なことを書いたけれど、それが今考えていることのテーマのひとつであったり。


足跡を消していこう。ひとつ、残らず。
いや、最後には、何もない部屋にパンを残していこう。
暗い部屋の片隅に、一口だけかじられた、小さなパンを、ね。

KOKIAというアーティスト。


☆これはiTunesのレビューにぶち込んだ文章ですよ。

ため息のような息づかいと、まるで踊っているかのような歌声。時にその優しい愛を、時にあまりにも壮大な愛を歌うKOKIA

KOKIAの歌の前では、「何々賞受賞」だとか「オリコンチャート上昇」という肩書きは、
あまりにも、野暮だ。KOKIAに肩書きなど要らない。KOKIAの肩書きは、「KOKIAの歌を歌っている、KOKIA」で十分だ。


KOKIAを初めて耳にしたときのことははっきりと覚えている。
それはすごく唐突で、すごく衝撃的だった。
たった15秒のCMで流れたKOKIAの歌。俺はその15秒の歌声で、いっぱつで心を打ち抜かれてしまっていた。

最初のアルバム「songbird」は大好きで、何度も繰り返し聴いた。
iTunesでは買えないが「LiveAlone」は壮大なメロディと、人間愛だけにとどまらない、地球愛とでもいうような
歌で、KOKIAがいかに大きく広い眼と心を宿しているアーティストなんだということを悟った。

それから「ネシアの旅人」というシングルを買ったりもしたけれど、KOKIAを聴くことから疎遠になってしまっていた。
きっと、「songbird」「Live Alone」で満足してしまったからなのかもしれない。
レビューにならないかもしれないが、何かすごく複雑な感情で、KOKIAの新曲を聴こうとはあまり思わなかった。
それでも、「songbird」は聴き続けていた。

やがて香港だかで注目を集めているという風の噂を聞いた。
CMでKOKIAの歌を耳にすることもでてきた。

そしてiTunesのStoreでKOKIAでサーチして、ここにたどり着いたわけだ。
このアルバムが出ていることを知らなかった。
とりあえず、「songbird」にも収録されている「ありがとう...」のthe pearl editionとあと数曲、購入してみた。

少しずつ、KOKIAのことを思い出してみようと想う。
KOKIAが秘めているチカラの大きさはよく知っている。
だけに「ちょっと暇だからKOKIAでも聴くか」とは想えない気持ちがある。

だけど、これだけは言える。KOKIAの歌には、歌声には、ひとの心を動かすチカラがある。直接的なチカラが。
KOKIAは自分を「歌う小鳥」だと言う。
小鳥の囀る歌声にも、耳をすましていれば、こんなにも素敵なものを感じることができると想う。

#そのいちばん最初のCD未発売幻のデビュー曲「For little tail」のMP3ファイルは今でも大切な宝物だ。

あまりにもくだらないテーマ。金。

「人の心は金で買える」とか「金で買えないものはない」とよく聞くけれど、

それは「金で買える心」もあるだろうし、人の心は金で買えるというのも間違いではないと思う。

「あなたは人の心はお金で買えると思いますか?」なんてアンケートを採ったり
しているけれど、こんな馬鹿馬鹿しい話はないと思う。


人の心は金で買えるかもしれないけれど、お金で買った人の心に価値なんてあるわけない。
なんで誰もそれを言わないの?

お金で人の心を動かしたとしたらその時点で、何か、それは全然違うものになってしまうのは当たり前じゃないか。

今さらこの赤と黒とゼロで「お金は『手段』だ」なんて主張するのも食傷気味だし
書くのも少し恥ずかしいくらい。


お金で買える程度の心ならいらない。