願い

<願い>

嬉しさを忘れてしまった心。
嬉しさを忘れてしまった心。
僕の心は、もっと純粋だったはずだった。
たとえそれが醜くても、
人の道を外れていたとしても、
僕の心は、
僕のその願いは、
綺麗で、純粋なものだった。

狂おしさを伴った願いは叶わず、
全てを忘れさせてくれるという、
「時」が僕を今日へと押し流してくれたけれど、
誰と過ごしても どこへ行こうとしても
僕の心の大地に根付いた「願い」が
いつも僕にささやき続ける。
「時」さえも忘れさせることはできない「願い」が。「変わらない想い」が。

「願い」は僕を待っている。
僕が再び僕の道を照らす光へと歩みだすその「時」を。
たとえ僕がこの瞳でどこへ歩みだそうとしても、
僕の「願い」は きっと僕の「真実」へと僕を導くだろう。

たとえこの身も心も その炎に焼き尽くされることになるとしても
「時」さえも忘れ 流してしまうことのできない
僕の「真実」への願いが 僕を歩かせてくれる