裏切りの傷を負う人へ

裏切られた傷が 君を孤独にして 君の瞳を閉ざす

心の扉も閉ざされて 心が弱くなってしまったんだよね

もう 傷つきたくないって 怯えながら

薔薇の花のように 心の棘だけしか 君を守ってくれなくて

淋しくて 涙も流せずに たったひとり 心で泣いていたんだろう?

「自分が変わるしかない」 そう誰かは言うけれど

絶望する君に そんな残酷なことは言えなくて

でも 変わらなくていいから ありのままの君で

「もう誰も信じない」なんて諦めないで

心の棘もさらけ出して 裸になってさ もう少しだけ 歩いてみよう

あるだろう? そんな自分をさらけ出せる場所が

その場所から ありのままの自分の ありのままの叫びをあげてごらん

誰かの耳に 君の叫びが届く その日まで

淋しくても 切なくても もっと大きな自分に出逢いたいと願うなら

君のいる闇の底から 精一杯輝いてごらん

傷を洗い流すのは「時」ではなく 自分なのだから…

大丈夫 どこかに 君の叫びを 必要としてる人がいる

いつか 出逢え 心を閉ざしていた君と信じあえたなら

そのふたりの絆は 誰よりも強い鎖となる

ひとつだけ 出逢いのひとつだけでいい 信じてみてごらん

いつかきっと すべてを抱きしめられる日が くるから

裏切りの傷が ふたりを導いてくれたって 思える日が…